こんにちは、シエン(@m12n08.jp)です。
「FUNDINNO」を通じて出資している、2021年12月末時点でのアーリー・シリーズAのエンジェル投資の出資先一覧をまとめておきます(2022年2月末に表を更新)。
個人が未上場会社の株式を簡単に購入できるようになって、出資先の成長が楽しみになってから私の人生は少しですが精神的に豊かになりました。
1.エンジェル投資金額と評価額
2021年はコトブキメディカルの既存株主向けの増資に応じて2株(1株15万円)を追加出資しただけです。コトブキメディカルの高山社長は非常に手間のかかる既存株主へ追加出資の機会を与えて下さるという「粋」な計らいを行って下さい大変感謝しています。おかげで少しでも株式の希薄化を免れることになりました。
尚、2021年に殆ど未上場会社に出資しなかった理由は、金銭的な理由ですね(笑)。上場バイオ株の株価が下がっていますので、株式投資への追加資金注入を躊躇してしまっている状況にあります。
2.現在のエンジェル投資先(シード投資・アーリー投資)
出資している会社先現在出資している会社は10社ですがIPO(新規上場)期待値順に列記すると次の通りとなります。社名に企業URLを貼り付けておきますのでご興味があれば参照されてみて下さい。
2020年末 | 2021年末 | |
1 | ロジック・アンド・デザイン | ファイナンシャルテクノロジーシステム |
2 | コトブキメディカル | コトブキメディカル |
3 | 日本きくらげ | ロジック・アンド・デザイン |
4 | コーンテック | 日本きくらげ |
5 | ライブラン | Kawaii Japan |
6 | Minoru | コーンテック |
7 | ルセット・ナイン | ルセット・ナイン |
8 | Kawaii Japan | Minoru |
9 | これポチ | これポチ |
10 | ファイナンシャルテクノロジーシステム | ライブラン |
順番は「IPOまで辿り着けるだろう」という視点での私の個人的な予想です。
評価基準は「売上の伸び率」 「開発中の装置・サービスの進捗状況」を私個人の感覚で相対比較したものであり、低い順位=業績が悪い ということではございません。
2021年末で上位3番までの会社に対する今後5年以内(2026年末迄)での「IPO」期待値は激熱であり、上位6番までの会社は順調に成長が継続していると判断しています。
繰り返し申し上げますが7番以降の会社でも「黒字会社」がありますし、私個人としてもサービスを利用させて頂いている会社があり、会社の業績評価を述べているわけではございません。
あくまでも「IPO期待値順」での一覧表です。
3.株式評価について(含み評価益 34万円)
さて未上場会社への出資ですが、当然、上場していないので株式の流動性はありません。IPO(新規上場)するか他企業に買収されるかなどがなければ、出資金額はそのまま塩漬けとなります。
但し、各社とも成長に伴って追加で資金調達(増資)を行っています。第三者割当増資なのですが、追加出資しなければ希薄化するものの、企業価値が高まることで募集価格が上昇している会社が数社あり、自分の中で含み益を評価しています。あくまで「株式」が売れた場合というバーチャルなものですが(笑)
含み益が一番大きな会社はロジック・アンド・デザインです。この会社はFundinnoで3回、資本調達していますが私は2回目と3回目で出資しています。1回目の募集株価は1株1万円でした。途中、株式分割が入っていますが、株式分割前で計算した株価は1株5.2万円になっています、つまり5.2倍になったということです。
私の株式は2回目の増資で出資した分は株価が2.6倍になっています。
あと5年HoldしておけばIPO(新規上場)して株価は100倍になると期待しています(出資額20万円が2,000万円程度になると期待)。
ま、これが未上場会社へのシード・アーリー投資の醍醐味ですね。
4.ECF(Equity Crowdfunding:株式投資型クラウドファンディング)について思うこと
サラリーマンの私が述べるのはオコガマシイのですが、各社頑張っています。私の出資先企業の社長のみならず社員の方は自社の成長に期待しながら充実した生活をされていると思います。正直な話、羨ましいです。
業績が伸びているファイナンシャルテクノロジーシステムは、2021年8月までは散発的にしか月次報告を発信されていなかったので、実は私の中では評価は低かったです、2020年末の評価は10社中10番でした(笑)。
しかし、2021年9月以降は毎月、月次報告を発信されるようにもなっています。
垂水社長は、株主向けの月次報告の中で社員の頑張りに多くの感謝を表明されています。確実に売上と利益が伸びてきており、社長・社員共に会社の成長を実感されていることでしょう。業績の伸びが精神面でも良い影響を与え始めたのかもしれません。
コトブキメディカル、ロジック・アンド・デザインは、営業が進みながら製品開発も進展し、2022年~2023年の工場・製品の生産規模拡大で事業そのものが一気にスケールすることが期待されます。この2社は株主として月次報告書を読む都度に会社の成長を体感出来るので出資者として自分自身も興奮するレベルです。
またコスプレプラットフォームのKawaii Japanですが、コロナ禍という状況ながら多くの企業と提携しながら海外市場も意識した取り組みをされています。
個人的にはコスプレ分野は全く興味ないのですが、日本全体が低迷している中、日本が輸出出来るものは「アニメ」と「コスプレ」と思い出資したのですが、前期の売上の伸びは素晴らしかったです。日本が強い分野でもあり22年7月期の売上の伸びが楽しみです。
つらつらと書きましたが、ECFの醍醐味は毎月の月次報告を読めることだと思います。上場会社にはない手触り感がある投資が自分としては気に入っています。
引き続き2022年も各社を応援していきます。
5.未上場株式会社への出資方法
さて、未上場株式会社へのエンジェル投資(シード・アーリー)に興味のある方は以下ご参照下さい。今は手元に10万円程度あれば簡単に未上場会社の株主になることが出来ます。エンジェル投資家への一歩を踏み出すと、時間の経過が楽しくなりますよ!
未上場株式購入には事前に投資家登録が必要で証券口座開設同様の手続きがあります(無料)。申し込みから手続き完了まで数日必要となりますので、少しでも興味がある場合は早めに投資家登録するのがお薦めです。
投資家登録を済ませておくと今回のように有望案件が出てきたときに「FUNDINNO」のホームページから1~2分程度で株式購入の応募が出来ます(抽選なし。完全に早い者順です。今はまだ未上場株式投資をする人が少ないので、募集開始直後に申し込めば、ほぼ100%に近い確率で希望の会社に出資できています(←私の実績では)。
クラウドファンディング型の未上場株式投資の成功事例が出てくるのは2022年~2025年頃だと思います。2022年~2025年頃に上場株式として株を証券会社のIPO抽選を経て購入するのもリスク管理面では良いですが、私はリスクは高くてもシード・アーリーステージで株式購入(出資)して、当たった場合の大きなリターンを狙います。
最近は期待リターンだけでなく、少額ではありますがエンジェル投資家として投資先企業を見守ることに上場会社の株式投資とは違った「面白さ・生きがい」を感じています。
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