こんにちは、シエン(@M12n08Jp)です。
あと数日で2024年が終わります、今年もまた上場株式・未上場株式投資 共に含み損状態で終わります。5年も待っているので、そろそろ上場バイオ株(オンコリス、デルタフライ)も株価上昇が始まって欲しいものですが、株価はまさかの底這い状態となっています。
それでもメンタルを正常な状態で維持出来ているのは、上場株・未上場株ともに「事業そのものは進捗していること」があり、時間は要するもののいつかは大化けするだろうという「期待」が引き続き存在するためです。
上場株は過去の反省から買い煽っても良いことは全くないので、未上場株だけについて記載します。
1.未上場株式投資全般の振り返り(2024年)
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というわけで未上場株式投資について振り返ります、
2024年のトピックスはPositive2つ、Negative2つでした。
Positive一つ目が、24年3月に「FUNDINNO」を通じて「EmbodyMe社」に対し新規出資(正確には新株予約権)を行ったことです。
Positive二つ目は、現在の投資戦略である有望と考える既存出資先への追加出資作戦として「ルセット・ナイン」に100万円の追加出資を行ったことです。
Negative1つ目は日本きくらげが倒産し、Negative2つ目はMinoruが1株1円で強制買取されたことです(株主としては実質 倒産)。
2023年までのNegative系の話題は黒字化済だったクェスタによる株式強制買取(数万円の利益発生)があり「もやもや」したものが1件だけでしたので、倒産会社もなく、自分の選球眼って結構良いよねと思っていました。
しかし2024年に入り、Negative2件のように、いよいよ事業進捗そのものが立ち行かなくなったことに起因する「事業終了」というケースが発生しました。改めてエンジェル・シード投資の宿命である「出資先の倒産」からは自分も逃れられないと認識させられた1年となりました。
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さて、IPO実現期待値ですが、2024年は自分の中で順位を大きく入れ替えしています。
「売上・利益」の両項目視点では「いいオフィス」「コトブキ・メディカル」が伸びました。大きく化ける期待値としては引き続き圧倒的に「ロジックアンドデザイン」が一番ですが、後述する「いいオフィス」も事業が第二ステージに入りますので龍崎社長が言われている一次曲線から二次曲線での成長が始まると、こちらも面白くなると思っています。
ではNegative事象から2024年の出来事を振り返ってみます。
2.出資終了となったMinoruと日本きくらげ
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2023年12月のブログでは『社長交代となった「Minoru」、内紛状態の「日本きくらげ」は2024年に動きがあるように思います』と記載しておりましたが、予想が当たってしまい最悪な結果となりました。
1)Minoru
2020年10月に「FUNDINNO」を通じて出資した「Minoru」は2024年8月に1円強制買取で終了となりました。
直前に社長交代があったことから次の通り淡々と強制買取が行われています。株主としてはどうすることもできませんでした。
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上述は所謂「お祈り」文ですが、ここまでさっぱり書かれると流石にイラっとしました(笑)
2)日本きくらげ
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2020年12月に「FUNDINNO」を通じて出資した「日本きくらげ」。小企業の売は社長の力量が事業に多大な影響を与えますが、これだけ社長が交代してはダメですね。
月次報告書を読んでいて、社長の言葉使いから「違和感」を感じられる会社でした。この会社についてあれこれ述べても自分として得るものはないので「潰れるべくして潰れた」会社とだけメモしておきます。出資した自分に見る目がありませんでした。
さて、以降はPositiveな振り返りとなります。
3.ロジック・アンド・デザイン
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自分の出資先で一番の有望会社がロジック・アンド・デザインです。
2024年は1月~3月にかけて千寿製薬、三菱UFJ信託銀行からの資金調達を実現させたのち、10月にサンワテクノスと資金業務提携(サンワテクノスに対して3億円の第三者割当増資を実施)を行いました。
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2024年の年足を更新します。
株価としては4,600円で足踏みとなりましたが、2024年は総額約10億円の資金調達を行いチップ化を推進し、事業としては大きく前進したので、株主としては将来への期待値が高まる1年でした。2025年の事業進捗に期待しています。
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3.いいオフィス
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「いいオフィス」は2024年3月期決算で通期黒字化を達成しました。
龍﨑社長は2025年3月期中に会社として第2フェーズに入っていくことが宣言されています。数ヶ月に一度 行われる業績報告の中で「IPO」を意識した発言が出始めたのは株主として嬉しい限りです。
4.Kotobuki Medical(コトブキ メディカル)
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2023年9月期決算で初の通期黒字化したコトブキ メディカル、2024年9月決算も二期連続の黒字を達成しました。人材獲得、製造設備拡張、各種賞を取得しながら時には助成金を得つつ、資金繰りをしっかり管理しながら事業が進捗しています。
5.コーンテック
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自分のポートフォリオで最大の出資先であるコーンテック。2024年7月には新アプリへの切り替えをPRし自社・株主皆の期待を高めた中で、まさかのローンチ延長。8月から毎日のようにApp Storeを訪問しPIGI PRO X(新アプリ)のローンチをチェックしていますが、結局、2024年12月となってもいまだに新アプリはローンチされていません。
同社の株主対応は毎年ながら「塩対応」ゆえ、不信感が募っています。
「PIGI PRO Xのローンチ」が出来るか、できないか が全てです。
5.終わりに
以上が2024年の状況です。
2025年は「ロジック・アンド・デザイン」「いいオフィス」「コトブキ・メディカル」「ルセット・ナイン」「コーンテック」の5社の事業が更に前進することを願っています。
未上場会社 株式会社コーンテックへ出資。上場まで応援します
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