ロジック・アンド・デザイン 新規上場(IPO)までの軌跡と株価推移

こんにちは、シエン(@m12n08.jp)です。

2019年6月に出資したロジック・アンド・デザインの快進撃が止まりません! 2025年頃に本当に上場するのではと期待しております。

私のメモとして同社の事業進捗をまとめてみたいと思います。

ロジックアンドデザイン(未上場) 第三者割当増資 株価推移
ロジックアンドデザイン未上場 第三者割当増資 株価推移
ロジックアンドデザイン 第三者割当増資 推移(個人調べ)
ロジックアンドデザイン 第三者割当増資 推移個人調べ

1.ロジック・アンド・デザインの事業進捗状況。売上数字(2021年2月期)

ロジックアンドデザイン 上場までの売上計画
ロジックアンドデザイン 上場までの売上計画2019年6月時点の計画

2019年6月に私がロジック・アンド・デザイン(会計期間は3月~2月)に出資した際の同社売上計画では2020年2月期309百万円、2021年2月660百万円でした。

私がロジック・アンド・デザインに出資してから1年半が経過。さて会社の売上はどうなったかと言いますと、先日届いた月次報告では売上はざっくり2021年2月期数値と比較して約1/6という状況です。2020年2月期309百万円と比較しても約1/3。

まぁ、コロナ禍において大型入札の中止、輸出もSTOP、海外証券会社からの大型出資の計画変更、これらに加え肝心要の営業先である「医療機関」への営業活動自粛が重なっていることを考えれば、各種事業は前に進んでいるのかな?という状況ですね。

2.ロジック・アンド・デザインの事業計画の進捗

ロジックアンドデザイン
ロジックアンドデザイン バーチャルアイドルユニット見守り隊

2021年2月時点では、医療機器分野へのフラッグシップ機器のシステム構築や試作版完成を予定しているなど、事業そのものはしっかり進んでいます。

詳しくは記すことが出来ませんが、ニプロ(株)向けの製品化が完了したことは朗報です。

これ以外に株主にはFUNDINNOのHPから「マイページ」に毎月、ロジック・アンド・デザインから営業報告が届くのですが、そのまま開示するわけにはいきませんのでご容赦下さい。

ちなみに私は、ロジック・アンド・デザインの株式を930株保有しています、投資額では159万円となります(2022年7月時点)。

ロジックアンドデザイン 出資状況
ロジックアンドデザイン 出資状況2022年7月時点

3.ロジック・アンド・デザインの株式評価額と事業進捗状況(追記日:2022年1月)

ロジックアンドデザイン 画像鮮明化(WEB)
ロジックアンドデザイン 画像鮮明化WEB

2018年に株式投資を始めて3年半ですがメルカリを保有した後は、上場赤字バイオ企業(オンコリス)に入れ込んでいる自分です。基本的には一度、株式を購入するとそのままホールドというスタンスなので、売りたくても売れない未上場会社への投資は自分のスタイルに合っていると感じています。

ロジック・アンド・デザインにはFundinnoによる第二回目の増資時(2019年6月)に10万円出資後、第三回の増資(2020年10月)時にも10万円を出資しました。途中、株式分割(26分割)がありFundinno経由で230株を出資・保有しています。その後、Fundinno Marketが始まり2022年1月~6月の間に700株を追加取得しました。第二回目の増資時(19年6月)から早くも3年が経過したことになります。

ロジックアンドデザイン これまでのIR一覧
ロジックアンドデザイン これまでのIR一覧<a href=httpckjpapvaluecommercecomservletreferralsid=3460829pid=886745370 target= blank rel=nofollow noopener sponsored><strong>Fundinno<strong><a>

上のスクリーンショットはロジック・アンド・デザインがFundinnoに掲載している株主向けの2019年7月以降のIR一覧です。

これまで毎月、定期的にIRを続けて下さっています。株主として出資している私ですが、2019年時点で技術的に凄いことは理解出来たのですが、それをどのようにビジネスに仕立てていくのか?というところまではイメージ出来ませんでした。

この3年の間、フラッグシップ機器である画像鮮明化装置「LISr-100」が「LISr-101」に仕様変更したことを皮切りに月末に3台販売出来ました というような状態から事業がスタートしておりました。

2020年に入りますと眼底カメラ専用の画像鮮明化ソフトウェア開発が行われ、防災・防犯・セキュリティー分野でなく医療領域への参入が始まったことに私自身、大変驚いた時期です。

2021年になりますと、東京本社をレンタルオフィスから現在の四谷の本社に移転し、医療機器分野正式参入の為のフラッグシップ機器「内視鏡・手術用顕微鏡対応Ai復元鮮明化装置」開発及び「遠隔診療向けオンライン画像鮮明化アプリ」の開発着手が開始されました。

アルゴリズムでは第四世代(Gen4)搭載の4K対応機種「LISr-400」の試作機が開始されています。このころには自動車部品メーカー向けの営業も行われています。

2021年12月には、従来の販促用デモ機販売から末端ユーザー向けの納品が始まりいよいよ医師への販売・普及促進が加速されるところまで来ています。

2022年5月には千寿製薬株式会社との包括的業務提携が行われ3億円の資金調達に成功しています。
12月にはチップ化開発がスタートして千寿製薬から追加で3億円の資金調達を行っています。

4.2012年12月頃のロジックアンドデザイン

第4回スタ★アトピッチJapan ロジックアンドデザインの発表内容
第4回スタ★アトピッチJapan ロジックアンドデザインの発表内容2022年12月

上述スライドは2022年12月に行われている第4回★アトピッチJapan 東京ブロックBでの佐藤社長によるプレゼンです。ロジックアンドデザインの「視える化」の技術力は特許も取得できるほど素晴らしいものですが実はそれだけでは製品価格が高くて世界的で爆発的に普及することは難しいと佐藤社長は考えられています。

そのため「Fundinno」で資本調達されていた2019年頃から事業計画の中に「チップ化」というビジネスプランが含まれていました。今回のピッチでも佐藤社長が製品を「4㎜角のチップにする」ことに着手したことを説明されています。

ロジックアンドデザイン チップ化
ロジックアンドデザイン チップ化4㎜角のチップにする

この「鮮明化チップ」は2023年12月末か2024年年明け頃にエンジニアリングサンプルと呼ばれるサンプル品が完成して2024年半ばには製品化する予定とのこと。佐藤社長も「かなりインパクトがある」とコメントされていました。

ロジックアンドデザイン チップ化により広がる製品群
ロジックアンドデザイン チップ化により広がる製品群出展第4回スタ★アトピッチJAPAN
ロジックアンドデザイン 売上見込み
ロジックアンドデザイン 売上見込み出展第4回スタ★アトピッチJAPAN

上述グラフは売上の見込みと思われますが、私がエクセルでグラフを作ってみて推測する売上は次の通りとなります(かなり適当な予想です、根拠はありませんのでご了承ください)。
2021年 90百万円
2022年 110百万円
2023年 300百万円
2024年 1,600百万円
2025年 3,900百万円
2026年 5,400百万円
2027年 7,600百万円

売上がここまで伸びると凄いですね(笑)。これは当方が勝手に記載している数字なので繰り返しますが根拠はありません、個人の妄想です。

本ブログページへの加筆は、随時行っていきます、どこまで事業が大きくなっているか大変楽しみです。

5.アーリーステージでのエンジェル投資で期待するリターンレベル(追記日:2022年1月3日、2022年7月10日)

ロジックアンドデザイン 株価推移
ロジックアンドデザイン 株価推移

私の虎狸の皮算用を記録しておきます。
2022年6月時点でのロジック・アンド・デザイン社の発行株式総数は1,065,226株です。将来は税後純益8億円になるとしてPER100倍で時価総額800億円。
株式分割が行われていなければ株価は75,100円/株となります。

よって私の出資額159万円は、930株×75,100円/株=69,843,000円 となる予定です。勿論、今後第三者割当増資も行われ株式の希薄化が進むと思いますので思い通りにはならないとは思いますが、10バガーどころではないリターンを得られるものと期待しています。

6.Fundinno Marketでの追加出資(追記日:2022年7月10日)

ロジックアンドデザインへの追加出資と評価額推移
ロジックアンドデザインへの追加出資と評価額推移

2022年に入りFUNDINNO MARKETがスタートしました。FUNDINNOが取り扱った未上場株式をFUNDINNOが仲介し個人間で売買出来る仕組みです。
この仕組みを使い、IPOすること間違いなし! と期待する株式会社ロジック・アンド・デザインの株式を1月、2月、3月、6月で合計700株買い増ししました。

主な理由ですが、株主総会で佐藤社長より第三者割当増資で3~6億円の資金調達を計画しているとコメントがありました。調達する資金でチップ化を進めるとのこと。業容拡大がほぼ間違いないと考え、Fundinno Marketで2022年3月に100株@1,800円、100株@1,600円で合計200株を買い増ししました。

1月は買いたい気持ちが先走り100株を購入単価 2,500円/株で購入しましたが、その後、1,100株が2,000円/株で売りに出ていましたのでチャンスと判断して2月に100株 単価2,000円/株で追加購入しました。3月は平均単価1,700円で200株、6月は最後の勝負と考え2,000円で300株を購入しました。

これでロジック・アンド・デザインの保有株式は930株(平均取得単価1,710円)となりました。

【2022年7月10日時点】
購入総額 159万円
保有株式数 930株 (このあと 2022年12月に+α 買い増ししています)
平均取得単価 1,710円/株

ロジックアンドデザイン 投資日・累積投資額・最新評価金額(2022年7月時点)
ロジックアンドデザイン 投資日累積投資額最新評価金額2022年7月時点

現在はまだ赤字の会社ですが将来の株価と配当の見立ては次の通りです。
このようなことを考えながら株式を保有できるのが未上場投資の醍醐味ですね。

ロジック・アンド・デザイン の将来の期待株価(個人の予想です)
ロジックアンドデザイン の将来の期待株価個人の予想です2022年7月時点

7.Fundinno Market価格と第三者割当増資価格の差

Fundinno Market(市場価格)と第三者割当増資価格の差
第三者割当増資価格と<em><span style=font size 1rem><span style=color ff0000><span style=color 000000><a href=httpckjpapvaluecommercecomservletreferralsid=3460829pid=886745370 target= blank rel=nofollow noopener noreferrer><strong>Fundinno Market<strong><a><span><span><span><em>市場価格の差

ここで一つ面白いことをお伝えしておきます。
上表は左がロジックアンドデザインのコーポレートアクション(資本政策)であり右が私が購入したFundinno Marketでの株式単価です。

ロジックアンドデザインはコツコツと第三者割当増資をしながら時価総額を上げていますが、この動きとFundinno Marketでの売買額は現時点では連動しておらず、Fundinno Marketの方が第三者割当価格よりも安く取引されています。

特に2022年1月末には2,500円で第三者割当増資されていたにも関わらず3月時点でも株価2,000円で売買がされたのは特筆に値すると思います。

理由は市況が悪化しており換金を急ぐ人がいることと情報に差があるためと推測しますが、個人的に非常に面白いと感じています。

blankFundinno Marketの6月マッチングが始まった後となる6月22日頃にFundinno Marketを通じてロジックアンドデザインが4月28日と5月31日に第三者割当増資をそれぞれ2,500円と2,750円で行ったことが判明しましたが、自分の6月のロジックアンドデザイン株式の購入単価は2,000円でしたので、購入した瞬間に含み益が発生したことになりました(笑) (i.e. 増資単価2,750円と購入単価2,000円の差

8.未上場株式会社への出資方法

FUNDINNO社を通じて行う未上場株式投資はクラウドファンディング型と呼ばれるもので法律(金商法)で年間募集金額は上限1億円未満、投資家の1社に対する年間投資上限金額は50万円と制限されています。投資金額は10万円~50万円(10万円単位)と個人でも取り組み易くなっています。未上場株式購入には事前に投資家登録が必要で証券口座開設同様の手続きがあります(無料)

申し込みから手続き完了まで数日必要となりますので、少しでも興味がある場合は早めに投資家登録するのがお薦めです。投資家登録を済ませておくと今回のように有望案件が出てきたときに「blankFUNDINNO」のホームページから1~2分程度で株式購入の応募が出来ます(抽選なし。完全に早い者順です。今はまだ未上場株式投資をする人が少ないので、募集開始直後に申し込めば、ほぼ100%に近い確率で希望の会社に出資できています(←私の実績では)。

(2022年12月追記:最近は「blankFUNDINNO」に加えて「イークラウド」というECFプラットフォームを使いはじめました。未上場株式投資をする場合は両方に登録しておくと良いと思います)

クラウドファンディング型の未上場株式投資の成功事例が出てくるのは2023年~2025年頃だと思います。2023年~2025年頃に上場株式として株を証券会社のIPO抽選を経て購入するのもリスク管理面では良いですが、私はリスクは高くてもシード・アーリーステージで株式購入(出資)して、当たった場合の大きなリターンを狙います。

最近は期待リターンだけでなく、少額ではありますがエンジェル投資家として投資先企業を見守ることに上場会社の株式投資とは違った「面白さ・生きがい」を感じています。

blankFUNDINNO」ホームページ
⇒「イークラウド」ホームページ

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イークラウド

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